と言うbobin、去年の3月、JUNEさんの大きなキャンドルを抱えて旅をしながら、火を灯し、歌を歌い続けたんだそうです。
「キャンドルに初めて火を灯したのが沖縄の石垣島で、最後に灯したのが広島。偶然だったけど、すごく意味があるよね。こないだ、JUNEにぼろぼろになったキャンドルを返したんだ。そしてまた新しいキャンドルをゆずりうけたから、今度はそれを連れて世界へと歌いに行きたいと思ってる。」
JUNEさんがキャンドルに自分の命の火を灯して、それを広げているように、bobinも自らをなぞらえて歌を歌うことで、広げていってるんですね。
「自分てものが分かったら、その自分をどれだけ増やしていけるかっていうことが大切。そうなるには、時の流れをビスターリにするんだ。仏教で、『止まっている水には顔が映るが、流れている水には映らない』という言葉がある。心も同じこと。ビスターリ、スローな時間ていうのは、目に見えてのんびりすることではなくて、忙しい生活の中でも自分の中の時間ていうものを持つことだと思うんだ。」