2007.07.11 Wed
ヨガスタジオでもキャンドルナイト・イベント開催

100万人のキャンドルナイトを、生活の一部として愉しもうと呼びかけるイベントが増えています。そのきっかけとなるイベントの一つに「Yoga」があります。「Yoga」と聴くとエクササイズをイメージする人も多いと思いますが、「Yoga」は、インドの昔の言葉であるサンスクリット語で「ばらばらになったものを1つにする」「つながり」「縛る」という意味をもつ、心を見つめる行いなのです。

全国に13店舗あるスタジオ・ヨギーでは、6/18〜6/29にかけて、100万人のキャンドルナイトのイベントが行われました。スタジオでキャンドルナイトをやりましょう、と呼びかけをはじめたのは、スタジオ・ヨギーでインストラクターを務める、広沢記子先生(通称ヒロ先生)です。

ヒロ先生は、呼びかけ人代表・辻信一さんが教鞭をとる、明治学院大学の出身。ナマケモノ倶楽部の会員でもあります。辻先生の本を読み、国分寺にあるカフェスローへも足を運ぶ中、キャンドルナイトというムーブメントの存在を知りました。2005年冬至。日頃「自分にできることは何だろう」と考えていたヒロ先生は、率先してキャンドルナイトをスタジオではじめました。2006年は店舗の一部で開催していたキャンドルナイトも、今年は全店舗で大規模に開催されました。

「キャンドルナイトは、だれにもわかりやすい身近に出来るイベント。自分がいいなと思ったモノをクラスを受けて下さるみなさんに知らせたいと思ってはじめました。『キャンドルナイトイベントを開催します。』と言うと2,3日で予約がいっぱいになりました。多くの人が、キャンドルナイトに興味を持っていて、参加するきっかけがあって嬉しいと感じてくれているようです。」

ヒロ先生は、お寺の娘として生まれ育ち、思春期から潜在意識で心にホコリが積もっているという感覚を持っていたそうです。大学卒業後、仕事をはじめたヒロ先生でしたがわずか1年で仕事を退職。思春期からずっと心のしこりとなっているものの原因を探したいという思いで、一人バックパックを背負い世界へ飛び出しました。南米の国々を訪れたのち、インド放浪をはじめて半年、ヒロ先生は、ヨガと出会ったのです。

「ヨガは、日頃の心を覆っているベールをとってくれます。憎しみ、苦しみの原因をとるのがヨガ。ヨガのおかげで、自分が何者なのか、何で心にホコリを感じていたのかがやっとわかったんです。スタジオではそのベールをはがせるようにしています。」

先日訪れたタイでの12日間の瞑想修行では「体は乗り物。心はその運転手。」という概念に気づいたのだそうです。

「実は、心には108の構造があります。『こころは一つ』『体とこころをつなげるのがヨガ』と考える人もいますが、ばらばらの108個の心の構造をひとつにするのがヨガです。日々、生きている中で感じる嫉妬や頑固な気持ちが、心にホコリとなって積もっていきます。ヨガでは、この潜在意識で自分を苦しめる原因になっているホコリをちゃんととっていきます。「だめだ」ではなく「いいんだ」という気持ちを心に積んでいくことで人って変われるんです。」

ヒロ先生にとって、キャンドルナイトとはどんなイベントなのでしょうか。

「火は、人間にとって落ち着く、やさしい光。その火を囲み、生徒と繋がれる楽しい時間がキャンドルナイトです。大人は壁をつくってしまって、1人になりたい人も多い。でも、キャンドルナイトのイベントではそのカラをやぶることができます。純粋にみんなが平和について考えることができるので感謝しています。」

私も22日に池袋のスタジオ・ヨギーで行われた、ヒロ先生のキャンドルナイトのクラスに参加させていただき、瞑想するための集中力を高める練習である『涙で目を洗う』体験をしました。インドの修行では、この練習をするそうです。炎を見た後、閉じた目にうつる残像の炎を見て瞑想すると不思議と集中できるのだそうです。夏に、ヒロ先生が主催する高尾山でのスタジオ・ヨギーの特別イベント「リトリート」は、滝行なども体験できるそうです。

「ヨガはエクササイズではないんです。わかりやすいのは「呼吸」。『息』という漢字は、自らの心と書きます。息は、自分の心理状態を表すんですね。だから、まず呼吸を知ることが、自分の心を知ることに繋がるんです。」

ヒロ生生の生徒を思いやる心とキャンドルの光は、スタジオをやさしく包み、自分の心が自然とゆるやかに落ち着いていくのを感じました。夏至は終わってしまいましたが、家でゆっくりキャンドルを灯し、自分の心と呼吸を見つめてみるのもよいかもしれませんね。

studio yoggy ウェブサイトhttp://www.studio-yoggy.com/

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Normally I'm against killing but this article slaughtered my inogrance.

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