日本から贈られたロウソクの明かりで勉強する子供たち
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ロウソクを最後まで使い切ること、けっこう難しくありませんか?
数回しか火を灯していないロウソクや、芯が短くなってしまっても
まだまだ使えるロウソクが、たまってしまうこともあるでしょう。
財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団)では、
使いかけのロウソクを回収し、アフガニスタンへ届けようと
呼びかけています。一日の電気の供給が少ないアフガニスタンでは、
明かりが不足しています。電気の他に、石油ランプも使っていますが、
近年の石油価格の高騰により燃料を買うことが難しくなっています。
日没後の暗闇の時間を灯す明かりは、とても貴重なのです。
仏を祀る壇(仏壇)や仏具の製造販売をしている株式会社小堀は、
2004年8月から、全国197の浄土真宗のお寺に呼びかけて、
和ろうそくの回収を始めました。日本の法事(仏教行事・儀式)用の
和ろうそくは、サイズが大きく火力が強いので、明るいことで有名です。
さらに、少しの衝撃では消えにくく長持ちします。
しかし、法事が済むと同時に役目を終えたロウソクの約9割は、
まだ使える状態で廃棄されてしまいます。
2006年1月、小堀が集めた和ロウソク1万本が、
財団法人ジョイセフからアフガニスタンに届けられました。
このロウソクの明かりのもとで、子どもたちは勉強を、
お母さんは夕食の準備やお裁縫をすることができます。
日本から送られたロウソクの明かりが、
アフガニスタンの未来を照らすことに一役かっています。
財団法人ジョイセフの使用済みのロウソクをアフガニスタンに贈る活動は、
小堀の他に一般市民の協力も得て広がってきています。
2006年1月から2008年4月まで、延べ4万4,432本のロウソクが、
アフガニスタンとカンボジアに届けられました。
ロウソクを灯しながらみなさんが過ごした豊かな時間が、
遠い地の人たちにも届けられていることに、ときどき思いをはせてみませんか?
(星野)
田口さま
ご連絡ありがとうございます。
財)ジョイセフが、ろうそくの回収・寄贈を行っています。
以下サイトより、直接お問合せくださいませ。
財)ジョイセフ国際協力推進グループ
http://joicfp.or.jp/jpn/kokusai_camp/okuru/candle/index.shtml