2009.06.20 Sat
キャンドルナイトは「からっぽの時間」のようなもの

「100万人のキャンドルナイト」は、無理して電気を消したり、
大声をあげて反対を叫ぶ運動ではありません。
みんなが電気を消すことが、地球温暖化の防止になるということが
目的でもないのです。

テレビや部屋の照明は落としても、ラジオは聴いていたいし、
携帯電話で話したい、そういう普段の暮らしの事情をやめてまで、
ろうそくの灯りで過ごしても、
無理をすることの先にあたたかい未来があるとは思えないのです。

普段の暮らしをしながらも、過剰な電飾の明かりにまみれた日常から少しだけ、
自然の光だけで「過ごしてみる」。

1年のうちたった2時間、好きなろうそくの灯りをともしてみる。
この時間をどういう風に過ごすのかも、みなさんのアイディア次第です。

恋人と2人きりの時間。久しぶりの友達と会ってお酒を飲みながら語る時間。
音楽を聴きながら1人きりで過ごす時間。
そうして1人1人が過ごす時間の先の未来にわたしたちが描いているのは、
自然であたたかい平和な地球の姿です。

100万人のキャンドルナイト実行委員会、7人の呼びかけ人、
パートナーの環境省は、最初のいいだしっぺにすぎません。

みなさん一人一人が主催者です。
相反する考え方の趣旨を持っていてもかまわないのです。
普段から大量の電気をつかっているから参加できない、なんてことはないのです。

そんなゆるやかな繋がりがつくる時間を
私たちは「からっぽの時間」と呼んでいます。

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